間違った場所にかけたハシゴを登っても、行き着く先は間違った場所です。
多くの人は目の前の1時間を有効に使うために、今日という1日を無駄にしています。
今、あなたの目の前にハシゴがあるとします。
たいていの人は、このハシゴを「いかに早く登るか」「いかに効率的に登るか」ばかりを考えて毎日を生きています。
そのハシゴが「どこにかかっているか?」は気にすることなく……
「目の前のハシゴを登る」それ自体が目標になっています。
その結果、ハシゴを上りきったときに初めて、登るべきハシゴが間違っていたことに気付くのです。
例えば、今の会社で
サービス残業をして、上司の機嫌を取って、誰でもできる雑務を率先してこなして、飲み会にも参加して、頑張っている姿を必死にアピールして、家に帰っても仕事して、自分の勉強もして、資格を取って、同期との出世競争に勝ったとしても……
その先に待っているものは何でしょうか?
同期より1~2割多めの給料をもらって、その優越感にひたることがあなたの望むゴールなのでしょうか?
何十年も費やす価値があるものなのでしょうか?
多くの人が定年の日を迎え
「私の人生、これで良かったのか?」
と思うそうです。
もし、あなたも “自分の定年” を今までに想像したことがなかったのであれば、
目の前の1時間を大切に扱うあまりに、より多くの時間を無駄にしている可能性があります。
流れのままに生きるだけでは、本当に望む結果は決して得られません。
間違った場所にかかったハシゴを一生懸命に登ったとしても、間違った場所に少しだけ早くたどり着くだけです。
あなたの理想の収入はどのくらいですか?
あなたの理想の人生はどんな生き方ですか?
目の前にあるハシゴはそこに行き着くようにかかっていますか?
間違ったハシゴを事前に避ける方法はたった一つです。
それは、『夢・目標・目的』の違いをしっかりと理解することです。
損する人は、用意されたハシゴを必死で登る。
損しない人は、『夢・目標・目的』の3点セットを持っている。