努力は必ずしも報われるワケではない?残念な努力で損する人の特徴

努力が報われる人と報われない人、その差はどこに?

「諦めなければ努力は必ず報われる。報われないのは努力が足りないからだ」

と言われ、疑問に思ったことはないでしょうか?

それは本当なのか?と。

結論から言います。これは話のすり替えでしかありません。

努力は必ずしも報われるワケではありません。

 lgf01a201402052200photo by Omer Wazir

「努力は報われる」と信じていては、間違った意味で努力を解釈してしまいます。

「寝ずに勉強すれば、人の二倍賢くなれる」と、言っているのと同じです。

何事もただ単純に頑張れば良いというワケではありません。

努力の99%は報われない努力です。

「努力が報われる人」と「報われない人」

そこには決定的な違いがあります。

しかし、それは努力の量ではありません。

間違った努力を続けても、疲れるだけです。

夢に近づくどころか、遠ざかってしまいます。

そうならないためにも、“報われやすい努力” について知る必要があります。

<目次>

1努力はなぜ報われないのか?「いくら努力しても結果がでない」と悩んでいる人へ

2)大人が努力できないワケ! なぜ「努力は報われる」と騙されたのか?

3報われやすい努力とは? 1%の成功例を真似しても上手くはいかない

1努力はなぜ報われないのか?「いくら努力しても結果がでない」と悩んでいる人へ

私たちは小さい頃から、親や先生に「努力は報われる」と教わってきました。

しかし、努力の多くは報われません。それが現実です。

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「そんなことはないはず!」と思った人は、周りの人を思い浮かべてみてください。

努力が報われた成功者を何人思い浮かべられますか?

それよりも努力が報われなかった人の方が、より多く思い浮かんだのではないでしょうか?

そもそも努力とは、目的を達成するための手段です。

努力したから良い結果が出るのではなく、良い結果を出すために努力するのです。

しかし、多くの人はこの順序を逆に考えてしまいます。

「せっかく友達との約束を断ってまで勉強したんだから、これで報われなければやってられない」

「徹夜までして頑張ったのに、誰も認めてくれない。なんて薄情者達なんだ」

といった感じです。

「努力は報われる」と信じて頑張る。

「気合だ」「根性だ」と叫んで頑張る。

しかし、現実は思い通りにはいかない。

その理想と現実のギャップが、「努力」に負のイメージを植え付けてしまう。

「努力しよう」と自分に喝を入れるほど、「努力」と「苦痛」が結び付きツラくなる。

そしてある日、何もかもがイヤになってしまう。

それがよくある話です。

それもこれも「努力」を間違った意味で解釈してしまっていることに原因があります。

2)大人が努力できないワケ! なぜ「努力は報われる」と騙されたのか?

それはサンタクロースと同じです。

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誰もが、「良い子にしていれば、サンタクロースがプレゼントを届けてくれるよ」と、幼い頃に夢を見させてもらったことでしょう。

その素敵な夢の始まりが、「子供に少しでも夢を抱かせてあげたい」と願った大人のユーモアなのか、満面の笑みでサンタクロースに手紙を書く子供の愛くるしさを見たいためなのか、ただ単にサンタクロースの存在が、子供をおとなしくさせるのに都合が良かっただけなのかは定かではありません。

しかし、「子供の教育に良い」と多くの大人が思ったからこそ、サンタクロース伝説がこれほどまでに浸透したのでしょう。

サンタクロースが存在するというウソに悪気はありません。

それは「子供に夢を与えたいと思う親心」であり、その思いが子供にとって良い子になる原動力となっているのですから。

それと同じく、子供に「努力は報われる」と教える親心にも悪気はありません。

「努力は必ずしも報われるワケではない」と、現実を突き付けられた子供のやる気はどうなるでしょうか?

「それでも僕は頑張るんだ」と、闘志を燃やし続けられる子供はなかなかいません。

将来のことは分からないけど、「親に褒められたい」「努力した姿を見てほしい」と、思うから頑張るのです。

子供は大人と比較すると人生経験が少なく、そのため、先を見通す力が弱いものです。

その代わりに子供は自分に正直であり、「できる・できない」ではなく、「したい・したくない」で物事を判断することができます。

先の展開をあれこれと考えるのではなく、「好き」と思ったものに直進するエネルギーを持っています。

だから、「夢」を題材にした子供の作文は素直で気持ち良い。

自分にウソや偽りがなく、ほんのわずかな可能性であろうと本気で追いかけていきます。

子供に必要なのは、可能性という数値ではなく、夢への魅力です。

サンタクロースは良い子にはプレゼントを届けてくれるし、努力は報われる。

その方が子供の目は輝きます。

ところが、人は経験を積むに連れて、合理的に考えるようになってしまいます。

いつの間にか、過去の経験から先の展開を決めつけるようになってしまうのです。

同じ願望でも子供は「魅力」を見て、大人は「根拠」を見ます。

子供は「できたらいいな」を希望に頑張れますが、大人は「努力に見合うだけの成果が得られる」と、確信したときにしか頑張れません。

すでに「夢を叶えたい」と思う願望が、「無駄な努力はしたくない」と思う気持ちにすり替わっているからです。

「努力は報われる」と信じて頑張る、それは子供には通用しても、大人には通用しません。

サンタクロースと同じで、その言葉は子供が大人になる過程で乗り越えなければいけない幻想なのです。

3報われやすい努力とは? 1%の成功例を真似しても上手くはいかない

努力は報われることが前提ではない。

大人には「努力は報われる」という言葉が通用しない。

その理由は分かりました。

では、大人が本気で夢を追いかける場合は、どうしたら良いのでしょうか?

努力は必ずしも報われるワケではないから、努力する必要はないのでしょうか?

それでは報われるはずの夢も報われません。

努力は必ずしも報われるとは限りませんが、“報われやすい努力” は存在します。

もちろん、“報われにくい努力” も存在します。

重要なのはその二つを見極めることです。

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ある人はダイエットのために絶食を行い、またある人は受験勉強のために寝る間も惜しんで机と向かい合います。

このような目標を達成するための「苦行」を、多くの人は「努力」と表現します。

しかしながら、これは努力は努力でも “報われにくい努力” です。

なぜならば、この努力は瞬間火力こそ出るものの持久力のない努力だからです。

もちろん、絶食ダイエットを成功させる人もいれば、18時間以上の勉強を軽くこなす人もいます。

しかし、それは少数派です。

一部の人にしか通用しないテクニックを真似しても、望む結果は得られません。

努力において重要なのは、精神論ではありません。

報われやすい努力” とは、負のイメージを伴わない努力です。

イヤなことも歯を食いしばって頑張るのではなく、夢に近づくための一歩を楽しむ。それが大人の努力です。

高いパフォーマンスを発揮する人ほど、「努力」に対して負のイメージを持っていません。

ゲームに没頭している子供が、食事も忘れてテレビ画面にかじりついているのと同じです。

本人は周りの反応など気にせず、ただ “したいこと” をしているだけ。

その夢中となる対象がゲームであれば「この怠け者」と叱られ、スポーツや勉強であれば「すごいね」と褒められる。

ただそれだけの違いです。

負のイメージが伴う努力は、1%の人にしか通用しません。

トイレも食事も忘れて没頭する。

ときには、眠ることさえも忘れて、周りの人に注意される。

それが、“報われやすい努力”です。

ではどうすれば“報われにくい努力”を“報われやすい努力”に変えることができるのでしょうか?

その方法を具体的に見ていきましょう。

夢を夢のままで終わらせないために、大人が知っておくべき努力3箇条

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